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放送日2025年03月09日~
多摩エコ・フェスタ2025
多摩市
3月1日(土)と2日(日)の2日間、多摩市落合のパルテノン多摩・オープンスタジオや市民ギャラリーなどを会場に、「多摩エコ・フェスタ2025」が開催されました。
この催しは、環境問題を身近に感じ、地球のために出来る事を一緒に考えてもらおうと、毎年開催されているものです。
今年の多摩エコ・フェスタには、みどりや水、資源など様々な分野で活躍する市民団体や企業など26団体が出展し、展示や発表、ワークショップなどを行いました。
多摩市和田の里山「なな山緑地」を拠点に20年以上にわたって保全活動などを行う「なな山緑地の会」の展示コーナーでは、希少な動植物が生息するなな山緑地についてまとめたパネル展示や、緑地内で育ったシノダケや木の実などを使った「ヒンメリ」作りの体験を通して、訪れた人たちに里山の魅力を発信していました。
また、ごみの分別相談や、リユース食器の貸し出し管理などを行う市民団体「エコ・フレンドリー」のブースでは、分別の種類が分かりにくい「ごみ」について実物を展示し、正しいごみの分別方法について紹介していました。
エコ・フレンドリーのメンバーの一人は、「分別をしっかりすると、燃やせるごみが減り、再資源化することも出来る」とその重要性を話していました。
一方、市民ギャラリーでは、持続可能なライフスタイルや環境に優しい取り組みを実践する企業や団体などに贈られる「TAMAサスティナブル・アワード」の表彰式が開かれ、「地球温暖化対策部門」や「プラスチック・スマート部門」などで評価された7つの団体へ、阿部市長から表彰状が贈られました。
このうち中学・小学校部門では、総合的な学習の時間の中で「難民」の存在や取り巻く現状を知り、服を寄付するプロジェクトを大手アパレルメーカーと連携して実践した多摩市立永山小学校の5年生が登壇し、表彰状を受け取っていました。
そのほかにも、2日間にわたって環境に関わる様々なイベントが開催され、訪れた人たちは、見学や体験を通して環境問題についての意識を高めているようでした。