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放送日2024年12月08日~
だれでも福祉防災訓練
八王子市
12月1日(日)、八王子市下柚木の由木中央小学校で、「だれでも福祉防災訓練」が行われました。
これは、障がい者の災害時の行動を確認するとともに、地域の人たちがどのようなサポートができるかを知ってもらおうと、八王子市を拠点に活動している視覚障がいサポート団体の「FAN eyes」が初めて開催したイベントで、この日、午前と午後に分かれて行われた訓練には、およそ30人が参加しました。
こちらの起震車体験には、視覚障がいのある人が参加し、スタッフから、机の脚やふちをつかむことや、腕をまっすぐに伸ばすことなどのアドバイスを受け、震度7の揺れを体験していました。
一方、こちらで行われていた消火体験では、消火器の基本的な使い方を教わったほか、「火がはっきりと見える位置まで近づくと危険なので、熱や煙のにおいといった、視覚以外の情報も駆使して消火を行うように」とアドバイスがありました。
また、この日は、自分に障がいがあることを伝える「災害時支援バンダナ」が無料配布され、参加している人たちは、有事の際にサポートを求める方法や、その重要性について再認識しているようでした。
イベントを主催した視覚障がいサポート団体のスタッフは、「こうした訓練を通して、障がいのあるなしに関係なく、災害時に自分は何ができるのかを感じてほしい」と、話していました。