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放送日2024年12月04日~

町田市総合防災訓練

町田市

11月30日(土)、町田市本町田の町田消防署で、「町田市総合防災訓練」が行われました。
これは、町田市の防災関係機関の連携強化や、防災体制の向上を目的に毎年行われているもので、この日は、町田消防署、町田警察署、陸上自衛隊など、6団体、総勢およそ100名が参加しました。
今回の訓練は、震度6強の地震が複数回発生したという想定のもとに行われ、Jアラートのアナウンスが消防署内に鳴ると、サイレンを鳴らしながら消防車両が災害現場に到着し、訓練がスタート。

地震によって動かなくなった車両からの救出訓練では、車の中に閉じ込められた人を救助するため、「スプレッダー」と呼ばれる、特殊な器具を使ってドアをこじ開けます。被災者の安全や余震などに注意しながら作業することおよそ30分。無事救助することができました。

一方、倒壊家屋からの救助訓練では、建物が土砂に埋まっているため、チェーンソーを使って屋根に穴を開け、救助を行います。余震による二次災害などを防ぐため、建物の内部には少人数で入り、外にいる隊員と密に連携をとって、救出作業に当たっていました。
隊員の皆さんの迅速な対応により、およそ5分後、建物の中から無事に救出することができました。

その他にも、町田市消防団による、がれきの撤去や特殊なノズルを使った消火訓練、町田市建設業協会による、道路をふさいでいる車の撤去訓練、また、自衛隊による、土砂災害に巻き込まれた人の救助など、様々な訓練が行われました。

そして、開始からおよそ1時間後、すべての救助訓練が終わり、最後に、町田市防災安全部の大貫部長と、町田消防署の黒﨑署長から、訓練参加者への講評が行われ、今年の総合防災訓練も無事終了しました。