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放送日2024年12月04日~
ここまでわかった!古街道展
多摩市
11月29日(金)と30日(土)の2日間、多摩市落合のパルテノン多摩で、「ここまでわかった!古街道展」が行われました。
これは多摩市出身の歴史古道研究家 宮田太郎さんが20年前に創設した「歴史古街道団」の主催により行われた展示会で、会場では、展示や講演・動画の上映などが行われ、多くの人が集まりました。
市民ギャラリーでは、これまで「歴史古街道団」が調査を続けてきた成果についてのパネル展示が行われました。
こちらは、「鎌倉街道」について紹介したパネルです。
鎌倉街道は、幕府が置かれていた鎌倉から放射線状に広がる7本の主要な街道からなっており、歴史古街道団のみなさんが作成した鎌倉古道ガイドマップを見ると、府中市から鎌倉市に至る現在の幹線道路「鎌倉街道」と鎌倉古道が並んで通っていることがわかります。
そして、鎌倉街道の一つ「鎌倉街道上道」には、奇跡的に残っていたという地下の遺構があります。
がけ崩れによって断面が見えるこの層は、昔、人馬や荷車の通行が多かったため、何重にも、重なっているということが、歴史古街道団の調査により判明したということで、会場には、貴重な資料として、現場から採取された鎌倉時代から今も残る地層の一部が展示されていました。
また、こちらのコーナーには、奈良時代から江戸時代までの時代ごとに主要な街道が詳しい説明とともに紹介され、来場者のみなさんの関心を集めていました。
一方、オープンスタジオでは、古街道団のこれまでのあゆみや、古街道の魅力についてまとめた動画の上映や、8つの協力団体によるパネル展示なども行われ、訪れた皆さんは、古街道に関する知識を深めているようでした。