秋の子ども昆虫観察会

現在放送中

放送日2024年11月20日~

秋の子ども昆虫観察会

多摩市

11月16日(土)、多摩市連光寺の都立桜ヶ丘公園で、「秋の子ども昆虫観察会」が行われました。
これは緑豊かな桜ヶ丘公園で、子どもたちにたくさんの昆虫を見てもらおうと企画されたもので、この日は、多摩市内から8人の親子が参加しました。
観察会のガイドをつとめるのは、昆虫研究家の吉谷昭憲さんです。

はじめに、桜ヶ丘公園で見られる昆虫や植物について簡単なレクチャーを受けたら、いよいよ観察会のスタートです。
この日は、あいにくの曇り空に加え、前日の雨の影響で気温が低く、昆虫がなかなか姿を見せませんでしたが、子どもたちが吉谷さんと一緒に草木の隙間や、落ち葉をかきわけて懸命に探し続けると、「ヒラタアブ」というアブの仲間を発見。
子どもたちは、吉谷さんの説明を聞きながら、ホバリングしている様子などを観察していました。

ほかにも、散策中、昆虫によって丸や楕円形に切り取られた葉を発見。
吉谷さんからは、ハチの一種である「ハキリバチ」が巣の材料とするために切り取っていったものだと説明があり、実際に葉に触れながら、参加者の皆さんは熱心に話を聞いていました。
また、公園の奥にある小川ではアメンボを発見。吉谷さんが網ですくいあげると、子どもたちは興味津々の様子で覗き込んでいました。

その後も散策を続けた参加者の皆さんは、キリギリスの仲間である「ツユムシ」、カミキリムシの一種である「キボシカミキリ」など、園内の様々な場所で昆虫を見つけ、吉谷さんの解説を聞きながら、楽しそうに昆虫の生態について学んでいました。