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放送日2024年10月09日~

青渭神社例大祭

稲城市

10月6日(日)、稲城市東長沼の青渭神社で、「青渭神社例大祭」が行われました。
このお祭りは、五穀豊じょうと天下泰平を願って毎年10月の第一日曜日に行われているもので、神社では例年伝統芸能の「獅子舞」が奉納されます。この「青渭神社獅子舞」は、稲城市の指定文化財にも指定されているもので、コロナ禍による中断を経て、今年は実に5年ぶりの奉納となりました。

この獅子舞の起源は、江戸時代にまでさかのぼるとも言われており、会場となった神社の境内には、地域の伝統芸能を見ようと多くの人が集まりました。

青渭神社獅子舞は、京の都から江戸を目指す天狗と、「大獅子」「女獅子」「求獅子」と呼ばれる3匹の獅子が、青渭神社で天下泰平の舞いを踊るという道中記です。この日は急きょ、「大獅子」が不在となってしまったため、獅子舞は「女獅子」と「求獅子」の2匹で奉納されることになりました。

横笛やホラ貝などのお囃子と共に神社までやってきた一行は、まず、天狗が境内を3度往復して、道中の安全確認や、舞いの場所を決めます。その後、境内の中心に設置された土俵へと上がった獅子達は、青渭神社の拝殿を目指しながら、舞いを披露します。終盤にはお囃子に歌も加わり、一層賑やかに演舞を盛り上げます。訪れた人は、土俵の中心で円を描くように舞う獅子たちの様子を、映像や写真に収めていました。

そして全員が階段を登り切ったところで獅子舞は終了。毎年、この舞いを披露しているのは、「青渭獅子保存会」の皆さん。日頃から練習を重ね、地域の伝統芸能を守り続けているということです。演目の最後には、記念撮影が行われ、5年ぶりの獅子舞は無事奉納されました。