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放送日2024年10月02日~
KDDI南極アカデミー
多摩市
9月28日(土)と29(日)の2日間、多摩市鶴牧のLINK FORESTで、「KDDI南極アカデミー」と題したイベントが開催されました。
1956年に第1次南極地域観測隊が派遣されて以来、KDDI株式会社は南極観測への協力を続け、2004年には昭和基地へのインテルサット衛星の導入を担当しました。それ以来、毎年社内の公募で選ばれたKDDIの社員1名が観測隊員として昭和基地で設備の構築・保守を行っています。今回のイベントは、南極をテーマにSDGsや地球の未来について考えてもらおうと開かれた親子向けワークショップで、2日間でおよそ60組の親子が参加しました。
はじめに、南極地域観測を経験したKDDIの社員による南極での活動や暮らしを学ぶ講義が行われました。
講師を務めるのは、三井 俊平さんです。講義では、南極がどんな場所かという事や、南極観測で分かった南極の自然環境などが紹介されました。また、南極観測の研究で扱うという「南極の氷」について知ってもらおうと、実際に運んできたという南極の氷と市販されている氷を使った実験が行われました。2つを比較するために、南極の氷の入ったコップに水を入れると、南極の氷からは細かい気泡が出てきました。氷が水に溶けると、氷からは空気の音がし、その音の正体に、参加した子どもたちは不思議そうな表情でコップに耳を傾けていました。
つづいて、参加者の皆さんは、2階のKDDIミュージアムに移動し、現在開催されている「空が見えれば、どこでもつながる極観測の世界展」と題した企画展の見学をし、親子で、南極や観測隊のことについて理解を深めているようでした。
最後に、今回の目玉となる衛星通信を活用した南極からの8K映像ライブ中継が行われました。現在、南極で活動している第65次南極地域観測隊の津町さんと会場に設置されたカメラが繋がり、参加した子どもたちからは、南極での食事や辛かった事など多くの質問が寄せられ、みなさん興味津々になって、津町さんの話を聞いていました。その他にも、南極と日本の時差や今日の天気、さらに、津町さんがライブ中継を行った会議室の窓から見える外の様子が映し出され、みなさん、南極の景色に圧倒されていました。