京王電鉄　総合事故復旧訓練

稲城市

１０月２２日（火）、稲城市若葉台にある京王電鉄若葉台車両基地で、「総合事故復旧訓練」が行われました。
この訓練は、災害や鉄道事故が発生した際に、迅速に対応するため、京王電鉄株式会社が毎年実施しているものです。

この日は、車両や線路、架線など、４つの鉄道施設の復旧訓練が行われました。
こちらで行われていたのは、脱線した車両をレールの上に戻す作業です。油圧ジャッキを使ってゆっくりと車両を浮かせたあと、レバーの操作によって水平移動ができる専用の機械で、車体の位置を調整していきます。
作業員の皆さんは、現場責任者の指示に従いながら、数ミリ単位で車体を動かしながら、慎重に車輪をレールの上に降ろしていました。
そのほかにも、断線した架線の繋ぎ直しや、それらを接続する際に利用する金具の調整作業なども行われ、職員の皆さんは、終始真剣な表情で訓練にあたっていました。

そして、開始から４０分後。全職員が集合して各施設の復旧完了報告をし、この日の訓練が無事終了しました。
終了後には、京王電鉄の都村社長から講評があり、訓練にあたった職員たちへのメッセージが送られました。