続・謎解き多摩ニュータウン

現在放送中

放送日2024年10月06日~

続・謎解き多摩ニュータウン

多摩市

9月29日(日)、多摩市落合の多摩市立中央図書館と多摩センター地区周辺で、「続・謎解き多摩ニュータウン」と題した講座が行われました。

2006年から2012年までの間、より多くの人に多摩ニュータウンについての理解を深めてもらうことを目的に、多摩市立図書館と多摩ニュータウン学会が共催して、全9回に渡る「謎解き多摩ニュータウン」と題した連続講座が行われていました。今回取材した「続・謎解き多摩ニュータウン」は、昨年中央図書館が開館したことを機に、当時好評だったイベントの続編として、今年の5月から開催されているものです。

第2回となるこの日は、市内外からおよそ40人の参加者が集まり、初めに多摩センター地区の開発計画や歴史についての講義が行われました。講師を務めたのは、当時ニュータウン開発に従事していた、成瀬 惠宏さんと横山 陽さんです。

成瀬さんからは、開発当初の話として、多摩センター地区の街路灯や駅看板などは、デザインを専門会社に依頼し、美しく見やすく使いやすいものになるよう、特にこだわっていたことや、多摩モノレールの導入によって八王子市をはじめとした近隣地域へのアクセスが充実したことなどが紹介され、参加した皆さんは興味深そうに耳を傾けていました。また、横山さんは、多摩センター地区の将来の展望について話していました。

およそ1時間の講義のあと、参加者の皆さんは3つのグループに分かれ、実際に多摩センター地区を歩いて見学します。こちらのグループが最初に訪れたのは、電気や水道などの様々な設備が収められている、「共同溝」と呼ばれる施設です。普段は立ち入ることのできない場所ですが、このイベントのために特別に許可が下りたということで、参加者の皆さんは、多摩市道路交通課の職員からの説明を聞きながら、多摩センター地区にある知られざる施設を、興味深そうに見学していました。

その後、参加者の皆さんは、講義の時間で学んだ、駅前エリアの街路灯のデザインなどを見ながら多摩センター駅周辺を散策し、説明や見学を通して、ニュータウン開発の歴史に思いをはせているようでした。