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放送日2024年09月18日~

小田急電鉄テロ対策訓練

多摩市

9月12日(木)、多摩市唐木田の小田急多摩線の唐木田駅で「小田急電鉄テロ対策訓練」が行われました。
これは、多くの利用客が集まる鉄道の駅でテロが起きたことを想定して、発生時の対応力の向上と利用客の安全確保を目的に、小田急電鉄が毎年行っている訓練で、今回は警察や消防の協力を得て実施されました。

訓練は、走行中の電車内で不審な男性が刃物で乗客を切りつけ、可燃性の液体をまき、放火したという想定で行われました。
隣の車両に逃げ込んだ乗客たちは、ドアを開けようとする犯人の力を3人がかりで必死に押さえながら、車掌室につながる緊急通話装置を使って助けを求めます。その後、犯人は車両内に可燃性の液体をまいて放火します。

小田急電鉄から通報を受けた警察と消防は、次の停車駅で待機していて、電車が到着すると警察が犯人を電車の外へ誘導して、「さすまた」や「警棒」を使って不審者を取り押さえます。また、現場に駆け付けた消防隊員は、電車内の火災の鎮火にあたりました。

小田急電鉄では、2021年に車両内で乗客3人が刃物で襲われた事件を受け、毎年こうした訓練を実施しているということで、今後も利用客の安全確保に向け対応力の強化を図るということです。